さて、中之条レポートもこれで最後です。
最初のレジデンス滞在は7月の下旬から搬入のため1週間に始まりましたが、まとめると、おおよそ1ヶ月以上はいたような気がします。その間、半ば無理矢理撮影スタッフに立候補したり、気がついたらショップスタッフだったりと、毎週末、職場から中之条に赴いていました。
感じる季節も、「熱いな〜ッ。」から「寒いぃぃぃ・・・。」に変わり、最後の滞在期間では山の中のレジデンスではストーブが必要なくらいで、寒くて思わず起きてしまう朝を経験しました。
この搬入から閉幕までの期間、実に多くの人々と会いました。職場でも多くの学生と会いますが、ビエンナーレであった方々とはまた密度が違う気がします。何はともあれ、関わった皆々様、本当にお疲れさまでした。実行委員や役場職員の皆さんはまだしばらくはお忙しいかと思われますので、風邪などひかないよう、どうかご自愛しつつお過ごし下さい。
期間中は土曜日に東京から群馬入りして水曜日には群馬から帰宅。1日のうちに普段の生活圏から全く違う環境になるので1週間が9日あるような錯覚に陥りました。今までの目まぐるしい日々が終わって欲しくないとばかりに閉幕後も落ち着かずにスケジュールを埋めようとしてますが、そろそろお疲れモードのようで、眠っても眠ってもほんと、眠いです。
最後は、やっぱり自分の作品でしめたいと思います。
昨年の8月末の土日に展示場所の見学会のため初めて中之条に訪れましたが、展示をした蟻川公民館の土間のスペースはまさに一目惚れの場所でした。来た瞬間に「あぁ、ここはいいな。」と思いました。この写真はその時のもので、荷物などが置かれています。
こちらは今年のゴールデンウィーク中に採寸しに来た時の状態。この時に校庭側の入口を塞ごうという案が出ました。
こちらは搬入初日です。
実行委員の産形さんとボランティアの深井さんと共に靴箱を裏庭へと移動させ、買い物に行き、ベニヤをはり、垂木をかけ・・・。深井さんのご尽力のおかげで驚くほどサクサクと作業は進みました。が、しかし、明治期に作られた雰囲気溢れる土間のスペースからは新しいベニヤと垂木は完全に浮きまくっていました。この浮いてる存在をどうすべきか・・・。翌日から迷走が始まりました。毎日1〜2回はカインズホームへ連れていってもらいました。ほんと、役場の臨時職員の方々、忍耐強くお付き合い下さってありがとうございました。職員の方々のうちの一人はなんと、元教え子だったりしましたが、下克上が確実に起こりました。たぶんこの先数ヶ月も頭が上がりません。
ひたすら土間も磨いて、滞在一週間でここまでになりました。
さて、後は展示が始まるのを待つばかり・・・の状態。
中之条ビエンナーレはボランティアの方々のご尽力の元に成り立っています。ここ、蟻川公民館(旧蟻川分校)もしかり。会期中は残念ながらボランティアの方が出されてたお店に顔を出す事が一度も出来ませんでしたが、皆様、会場を盛り上げていただき、ありがとうございました。
10/4に搬出。
朝から始めて午後2時には終了しました。
途中園芸用の脚立に乗るのを嫌がり、実行委員の方に配線とライトを外すのをおねだりしました。ベッティー、無理言ってすみません&ありがとうございました!!!
今回、ここで展示をさせていただいて、場所と作品の関係性を考えました。今までずっとやってきた技法や展示方法が必ずしも与えられた場所とは噛み合わない事も起こりうるということ、そういった場合に備えて臨機応変に変えていく柔軟さを作家自身が常に持っていなければいけないってこと。
かなり盲目的に今までやってきたやり方に捕われてすぎて頭でっかちになって制作してましたが、ここに設置した途端にいろいろと足りないものがワッと見えてきた時には愕然としました。なんでもっと早くに気がつかなかったんだろう、と。
物理的な事も含めて、出来ると出来ないをてんびんにかけ、もし出来ない事があるのならば何をしたらぶちあたる問題を解決できるのかとか、その場を観た時に瞬時にどのような大きさであるべきか、雰囲気であるべきか等々、難易度が高ければ高いほど、やりきれた後は成長せざるを得ないのだから、それは思いっきり解決にむけて飛び込むしかないんだろうな・・・・と思ったり。悩みは今もつきません。この通り終わっても。
今後、どのように作品を展開していくかという点でこのビエンナーレでの展示は私に課題を多く与えました。今後の展示予定はまだありませんが、行きたい撮影場所も候補がいくつかありますし、暗室も作りたいですし、長〜〜い目でみたプランがいろいろあります。そのどれもを現実の事にしたいな〜と思う次第であります。
はッ、宣誓みたくなってしまった。
中之条ビエンナーレ、しばしサヨナラです。
また会う日まで、皆さんお元気で!!なんて、すぐまた会いそうですけど。